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2011年 09月 14日
来年発売予定のマイクロソフトのWindowsもメジャーアップデート版「8(仮称)」。 見ての通り、まんま「Windows Phone 7」のメトロUIルックを採用した全く新しいOSとして生まれ変わったようだ。 近年、マイクロソフトは精彩を欠いていた。Vistaの失敗が大きかっただろう。 Windows 7で盛り返してきたが、モバイル分野ではGoogleのAndroidとAppleのiOSにそのシェアをほとんど奪われ、先行していたはずのWindows Mobileが壊滅状態となった。 起死回生とばかりに昨年投入したWindows Phone 7だが、今のところ評判はいいものの先行するAndroid、iOSにはまだ追いついていない状況だ。 そんな状況下で、マイクロソフトの生命線ともいえるOS分野において、今回大胆なモデルチェンジを行ってきた。 もう賭けといってもいいだろう。 マイクロソフトは、Windows Phone 7の完成度に賭けたのだろう。 確かに素晴らしいOSになる可能性を持っていると思うが不安要素もある。 まず大胆なバージョンアップいやフルモデルチェンジをしたことだ。Windowsの顧客は、減ったとは言えまだ未だに世界1位だ。プロユースからビギナーまでそろっており、個人から法人まで幅広く使われている。 そんな使用状況下において、ここまで大胆なモデルチェンジを敢行する事は、保守的なユーザーからは嫌われる可能性があり、従来よりもアップデートの需要が減少する可能性を秘めている。 特に法人は、安定性と互換性が求められる為、システムの入替の際には非常に慎重になるが、マイクロソフトはその辺も計算しているのだろうか? そして、タッチパネルに対応したタイル式UIを採用した事。これにより従来のマウス+キーボード操作から、タッチパネル(マルチタッチトラックパッド)へ操作形が変わることを意味しているのだろう。 しかしこれを見ると、MacのLionなんかはまだ全然変わってないように見えてしまう。 LionはiOSの利点を取り入れて、MacでiPadの操作感やアプリ管理を行っているが、Windows 8はまさにPCでWindows Phoneを再現しているところがポイントだろう。 同じアプローチでも見た目や操作感がこれだけ違うのも非常に面白い。 ただし、これだけ大胆な変化をしなければならないほど、マイクロソフトは追い詰められていることと、反面これだけ大胆に変化できるほどの柔軟な組織になったことを示しているのかもしれない。 ボクは基本的に職場でしかWindowsは用がないのであまり関係ないが、現在xpを使っているうちの職場はどうするのかな? タブレット専用OSは出さないようなので、Windows 8自身が対応するようだが、マイクロソフトはそんなにタブレットがシェアを伸ばすと考えているのかなぁ?ボクはその点はちょっと疑問だけど…。
by ravfour7103
| 2011-09-14 22:16
| IT(モバイルその他)
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