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2011年 09月 06日
トヨタから、ミドルサイズセダンの新型カムリが発表された。 先日主戦場である米国での発表を受け、今回は母国日本での発表となったが、注目すべきはそのラインナップ。 なんと「ハイブリッド」専用車となっての登場だ。 カムリといえば、かつてはFRセリカの4ドアセダンとして登場し、FF化された後はトヨタのミドルレンジを受け持ち、FRのマークII程の人気を得ることは出来なかった。 しかしカムリは、メインマーケットをアメリカに移した後に、ホンダ・アコード、フォード・トーラスと熾烈な販売競争を繰り広げ、今や米国における販売台数No.1カーとなった。 国内ではそれほど評判ではないが、世界的に見るとこのカムリの発表は、トヨタにとって非常に重要なものであり、失敗が許されないため非常に力の入ったモデルチェンジとなった。 それにしても、いくら国内でミドルセダンが売れないからと言って、ハイブリッドモデルのみの販売とはどういうことなのか? 米国販売No.1カーであるが、サイズもアメリカンなので日本で使うには少々デカい。 もともとクラウン(王冠)の弟分としてカムリ(冠)と名付けられた経緯も今は昔。価格的には同じハイブリッド専用車としてプリウスと同時にデビューしたSAIがあるが、明らかにカムリの方がバーゲンプライスだ。 今回のカムリの最大の売りはその価格。いまや日本車の存在を脅かそうと、韓国車の台頭が目覚しい米国では、ヒュンダイのソナタが非常に売れてるという。 カムリはそのヒュンダイに負けないための価格競争力を身につけた。なんと先代よりも20万ぐらい安いという。 ただし残念なのは、本当にこれで全米No.1?と疑いたくなるデザイン。 決してカッコ悪いわけではないが、いかにもトヨタらしい印象に残らないクルマだ。 ボクが中学生の頃、我が家にはカムリがあった。 だからボクにとってはカムリは結構特別な存在なんだけど、いまは海外のクルマになっちゃって少々残念。 果たしてハイブリッド専用車にしたからと言って、国内で売れるのだろうか? それなら欧州のミドルサイズセダンの方が、ガソリンエンジンでも数倍買う価値がある気がするが。
by ravfour7103
| 2011-09-06 01:21
| Cars(クルマ関連)
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