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I rav,Mac!'17

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消えて欲しくないクルマ達②

すみません、調子に乗って2回目です。
正直このテーマにすると、結論から行くと前回のようになります。今日本において消えそうなジャンルなんで。

さて今回は、前回敢えて載せなかったスペシャルティクーペを紹介します。
それは「スバル・R1」です。
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そのボディは全長3330mm×全幅1550mmの2人乗り…と、当時のスバル・チーフデザイナーであるザパティナス氏のもとで、既成の枠にとらわれずに伸び伸びとデザインされたスタイリングが魅力だった。

このザパティナスさん、あのアルファロメオにいたそうなんで全体のデザインが国産車離れした超いかしたデザインだ。何を隠そう、この「R1」こそ、ボクが一番今思う「消えて欲しくない」クルマの筆頭だ。
前回たしかに「ロードスター」を挙げたが、これはしばらくは安泰だろう。でも「R1」は違う。本当に売れてないからだ。

このクルマを好きになったきっかけは、兄貴分に当たる「R2」というクルマに出会ったからだ。その衝撃は今でも忘れない。こんなクルマが日本で生まれるとは!
スバルというメーカーは総じてクルマの性能はいいがデザインがイマイチというクルマが非常に多い。そんな中でハイトワゴンとしてそこそこヒットした「プレオ」をあっさり捨て、ライバルメーカー達はハイトワゴン主流の戦略をとる中で、スバルはあえて軽自動車においてはデザイン重視のスタイリッシュコンパクトを目指した。
ボクはこの戦略はあながち間違っていなかったと今でも思う。街中ワゴンRもどきであふれる現代において、スバルらしい一石の投じ方だ。
しかし時代は「R2」のよさがわからなかった。イヤわかるはずがない。ミニバン全盛の当時、いかに居住性や実用性が重視されていたか。「R2」のようにデザイン重視ではっきり言って狭い室内と少々割高な価格がネックとなり、トドメはあの「スプレッドウインググリル」が不評だったと言うことだ。
当時、スバルの新しいアイデンティティとして採用された飛行機の翼をイメージさせた「スプレッドウインググリル」は、「R2」から採用されたわけだがとにかく不評だった。
国産メーカーは、欧州メーカーと違いあまりフロントマスクに自社のアイデンティティとなるような共通性を持たないで来た。しかし欧州メーカーは誰が見てもBMWはBMW。メルセデスはメルセデスとわかるようになっている。
ザパティナス氏が在籍していたアルファロメオもそうだ。だから彼はアルファロメオの手法で、新生スバルに新たなアイデンティティとしてこのグリルを与えたのだ。しかし結果はご存知の通り、今ではこのグリルを採用するのは、この「R1」だけとなっている。
なぜダメだったのか?やはりこの「グリル」は非常にデザインが難しいのだろう。フロントが個性過ぎて全体のバランスを崩しているのだ。一番いい例が「インプレッサ」である。大ヒットした初代の後を受け登場した2代目はいきなり丸目ライトになった。どうも欧州で人気のWRCで、さらに欧州で人気の丸目ライトを採用したのが真相だろう。実際一時期スプリンターカリブも、カローラFXも欧州使用は丸目ライトだった。
しかしこの丸目ライトは非常に不評で、そのあとに採用されたのがこの「スプレッドウインググリル」だった。これも結果はご存知のように、もともとこのグリルに合うようにデザインされたわけじゃない「インプレッサ」に合うはずがなかった。前後ちぐはぐなデザインは、本当にスバルらしいデザインと言えた。
そして最初に採用した「R2」でさえこのグリルが不評を理由にデザインを変更。しかし、ボクは今でもこの変更したグリルでよく売り続けるなと思う。よく販売店は暴動を起こさないかと不思議でしょうがない。

ではなぜ、「R1」だけ残っているのかというと、これは見てもらえばわかるが、全体のデザインが本当に素晴らしくバランス取れている。無理に軽自動車規格に合わせて居住性まで中途半端に追求した「R2」にくらべても、この「R1」のデザインは白眉とも言える。
たしかに2名乗車が限界でしょう。しかしそのマイナスを差っぴいても、本家アルファロメオ以上の輝きを見せる「R1」は、消えそうなくらい悲しいクルマであり、日本自動社会の将来を考えたら絶対に残すべきクルマだ。
べた褒めにもほどがあるとお思いでしょうが、嫁さんが最近クルマ欲しいと言い出しているので、「R1」だったらいいぞと言っているぐらいだ。そしてその「R1」は通勤にボクが使う。なんて夢のような話だろう(笑)。

でもきっと次のモデルはないでしょう。日本軽自動車においては、王者ワゴンRを頂点にハイトワゴンがまだ幅を利かせている状態だ。さらにはタントのヒットでさらに居住性重視の流れ出さえある。そんな中ではたして「R1」は生き残っていけるかといえば、その将来性は限りなく低い。電気自動車のベースにでもなって販売される三菱の「i」のようにでもならなければホントにお先真っ暗だ。

長々と書いてしまいましたが、いま「R1」を乗られている方は、本当にこのクルマが好きで乗られていると思います。ぜひ大事にして欲しいと思います。
前にもいいましたが、クルマとはその人における「趣味性」と「実用性」のバランスの上に成り立っていると言えます。「実用性」重視の世の中ではなかなか「R1」や前回紹介した「クーペ」タイプのクルマは生き残るのが厳しいと言えるでしょう。でも世界に目を向けると、そんなクルマまだたくさんあります。でも日本だけなんです、こんな状態。だから早くみんな気づいて欲しいと思います。エコも大事だけど、何のためにクルマを運転するのか。移動だけだったら別に買う必要ないじゃないですか。せっかく買ったなら、ドライブに行きましょう!
もっとクルマで楽しみましょう!そうなったらもっとみんな楽しくなると思います。

みなさんの「消えて欲しくないクルマ達」はなんでしょうか?
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by ravfour7103 | 2009-09-03 23:55 | Cars(クルマ関連) | Comments(3)
Commented by hilo-hal at 2009-09-04 03:44
 R2はもう一度乗って見たい。
 トルクがすごかった。
 階段さえ上れた。のり心地はよかった。遠方ドライブに向いていた。

 スバルの車ははやりイ一風変わっていて、よい。

今はス^パーチャージャーのついたプレオである程度満足。
 電子シフト7足、ここはPorscheをうわまわっている。

 五速マニュアルのドミンゴ1000もよく走った。メータをふりきった。
 
 マーチにちょっと似たスバル1000もよかった。前輪駆動、四輪独立懸架の先駆けの一つだった。

 スキーに行くのに役に立ったドミンゴ1000、

 駐車ランプは長くつけていてもバッテリーを食わないのはよい。

 
Commented by Ran at 2009-09-04 17:44 x
意外や意外。
と言うか、全く予想すらしてなかった車です。

と言うのも、ravさんと全く同感なんです。
僕もこのR1、R2のデザインは好きなんです。
Commented by ravfour7103 at 2009-09-04 23:48
皆さん、コメントありがとうございます。
>hilo-halさん
ボクはR2やR1を運転したことがないので、ドライブフィールはわかりませんが、うちの嫁さんのお姉さんが代車で一度R2に乗ったら「狭い」と怒ってたそうです。
おそらく良さがわからないんでしょうね。

>Ranさん
同感とは光栄です(笑)。
特に、R1は国産車、それにスバル車とは思えないぐらいの出来です(失礼)。
でも、消えちゃうだろうなぁ。
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